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Re:COMプラウド 感想【20周年振り返り】

実は私が人生で初めてプレイしたKHはGBA版のCOMなので、COMには3Dとはまた違った思い入れがあります。（KH(とすばせか)に本格的にのめり込む原因を作ったのが3D）

さらに余談だけど私が初めてクリアしたのはソラ編ではなくリク編です。笑
きょうだいがクリアしたカセットのおさがりをプレイしたので、私が始めた時にはもうリク編が解禁されていたんですよね～～～～懐かしい。

で、幼かった私はソラ編のスタート画面とリク編のスタート画面を見比べて「う～ん色合い的にはこっち(リク)の方が好みだけど、これ多分メインの主人公はこっち(ソラ)だよなあ」とソラ編からスタート。

当時、そこそこ順調に進められていたと思ったら最後のレプリク戦で詰みまして。
何回やっても勝てなくて！！笑

結局諦めてリク編をプレイし始めたら、なんとソラ編より先にクリアしてしまったという……(笑)

カード選びとストックで酷使したために、初代ニンテンドーDSのRボタンの反応が鈍くなったのも今となってはいい思い出。

というわけで、シリーズ二作目のリメイク版「Re：Chain of Memories」の感想です。



※KHシリーズ全般のネタバレがあります。

KHFM→Re:CoM→KHⅡFM→Days→Re:coded→BbS→KH3D→χ→0.2→KHⅢ

◆バトル攻略

ソラ編

難易度はプラウド。
それ以外は特に縛りはつけませんでしたが、あんまり楽にクリアできてもつまらないかな～～と思ったのでレベルアップ時に選択できる能力値アップでHPは極力選ばないようにしてました。


クリア時ステータス

「HP？敵の攻撃全部後出し0でカードブレイクすればよくね？？？」の精神。
最終的にHPアップはクリアまでに1，2回くらい上げただけで済んだ。多分。（うろ覚え）

基本戦術としては「ストライクレイドでスタンさせてソニックレイヴで追撃」。
この繰り返し。ストライクレイドのスタンまじ強い。相手が雑魚敵だろうがXⅢ機関みたいな人型ボスだろうが基本的には問答無用でスタンが入る。頼りになりすぎ。

ストック一枚目のカードはエリクサー等を使わない限りリロード後も復活しないので、リロード後のカードの並びでもカードを探さずに順番にストックするだけでストライクレイド→ソニックレイヴが出せるようにデッキを構成。

回復はケアル、ポーション、ティンカーベル、エリクサーをデッキの終盤に詰め込み。
運よく0のエリクサーのカードを入手できたので、敵のストック技を後出しでブレイクしつつこちらは全快、みたいなこともしていた。

攻略の感想として、やっぱ機関員はみんな強かったな……って印象ではあるけど、HPを上げない代わりにアタックアップとCPはガンガン上がっていったのでドドデクリティカルLv1攻略のときみたいに「とんでもなく苦戦した！！」みたいなボス戦は無かった。

でもラクシーヌ戦でドナルド呼んだら2回連続でサンダー出してラクシーヌのことを回復してくれたのは絶対に忘れないからな！！！

苦戦しなかったとはいってもHPはめっちゃ低いので、1，2回被弾したらすぐ赤ゲージになってたのは確か。でもその分回復カードを詰め込めるだけのCPがあったので何とかなってた感じ。

ラスボス戦については、クラウド+アタックカード2枚で発動するリフレクトレイドがスペクターに乗ったマールーシャ（第二形態）にこうかはばつぐんだ！になるって風の噂で聞いてたのでしっかり準備して行ったのに、いざ使ったらま～～～～～～あ当たんないでやんの。どういうこと！！！！！笑

確かに当たった時はHPごっそり減らしてたけど。すさまじかったけど。
第二形態マールーシャ、基本空中にいるのでロックオンしててもぶん投げたキーブレードが盛大に空振りして戻ってくる。あれ狙って確実に当てるにはどうしたらよかったのか未だにわからないよ……。

マールーシャ戦については書きたいことが山ほどあるのであとでいっぱい書きます。（スペクターとストレリチアの話とか）

終盤（忘却の城）の雑魚敵戦はずっとトリニティリミットで無双してました。
何だあのバ火力……。ネオシャドウが溶けるように消えていく……。
ソラドナグの友情パワー恐るべし。

あと、サイクスのエネミーカードもきっちり回収しました。

リク編

Dモードが強い。
それに尽きる。

戦闘が始まったら逃げ回りつつ確実に狙ってカードブレイクをしていけば割とすぐにDモードに移行できるし、Dモードになっちゃえばもうこっちのもん。

適当にストックしてダークブレイクやダークファイガ連発してればそのうち勝てる。

ソラ編同様、難易度はプラウドでレベルアップ時にHPは極力選ばないようにして進めました。

結果、これがリク編では大いに効いた。
ソラ編では自分でデッキを作れるので回復を多めに持つことで低いHPを補うこともできたけど、リク編では回復手段が王様のカードかフィールド上のHPプライズしかない。その上「一時の休息」カード（セーブ部屋を作れるカード）が全然出ない。

ので、1～2部屋くらいの距離だったら忘却の城のエントランスのセーブポイントまで戻って回復したりしていた。

あと印象に残っているバトルはこれです。ゼクシオン戦。


ツイートしている通りなんですけど、あの見た目非力代表みたいなゼクシオンに腕力で対抗されるとは思わなくてめっちゃ笑ってしまった。Daysで操作できるときのステータスだって攻撃力すごい低かった覚えがあるんですけど、一体どこにそんな力が……。

でもよくよく考えると、ゼクシオンってBbSで出てきたときのイェンツォが13歳（20周年記念展示の野村さんのBbS時代のリア、アイザ、イェンツォの原画に13歳の記載があった）なので、そこから10年てことはCOMの時点で23歳だとすると、リクより8歳も上なんだよな……。そりゃリクを持ち上げられるくらいの筋肉はあるかあ……。

ともかくリク編はDモード強いし回避のステップの距離も長くて使いやすいしこれはソラ編より楽にサクッとクリアできちゃうかもな～～～！！とか調子に乗っていたらラスボスアンセム戦で酷い目に遭いました。間違いなく一番苦戦した。3時間くらいかかった。

圧倒的に！！！HPが！！！！足りねえ！！！！！

まあそうなるようにステ振りしたのは私なんですけども。


クリア時ステータス

あと、アンセム戦への扉を開くカードの数字がエネミーカードの合計で"13"を要求されて「じ、13の闇！！！！！！」ってめちゃくちゃテンション上がった。KHのこういうとこがさ〜～〜〜！！！好き！！！！！

アンセム戦、とにかくストック技を食らったらほぼ即死。特にダークラッシュ。
技の出が極端に速いうえに一回被弾したらもう連続で食らう。リクが硬直してしまって回避も0でブレイクも出来ない。地獄。

しかも、この戦闘においては回復手段はほぼ無いと思って差し支えないくらい、王様のカードがブレイクされる。

ジャファーのカードはアタックカードがカードブレイクされるのを防ぐ効果だけど、王様のカードはフレンドカードなのでジャファーの効果が乗らない。
（よね？何回試してもブレイクされたので……）

結局王様のMMミラクル（回復）が成功したのは、勝てた戦闘中の一回だけだった。（たまたまアンセムがガード→リロードをしているタイミングだったため）

アンセムのリロード中を狙って使えばいいじゃんってハナシなんですけど、そもそもがアンセムのカード切れまでこっちのHPが持たない。もうブギーのリジェネに頼るしかない。

Dモードに移行するまでは積極的にデュエルを狙ってダメージを与えつつ、数字の小さいカードを先頭にストックしてカードブレイクをしてた。

最終戦のリクのデッキ、0や9のカードも多くて強いんだけど3，4，5，あたりのカードも多い。これ何が困るって数字の小さいカードはデュエルの邪魔になるし一枚ではカードブレイクも出来ない、その上0や数字の大きいカードを探す時も邪魔になるっていう……。

だから、わざと先頭でストックして消滅させることでカードの枚数を減らして立ち回りやすくしていた。

正直言ってアンセム戦、も う 二 度 と や り た く な い。

◆ストーリー

ラ

ク

シー

ヌ

が

かわいい！！！！！！

ソラ編やってて一番びっくりしたのマジでこれ。
ラクシーヌってこんなかわいかったっけ……！？

確かにⅢの「あいつにつきあってやっただけだよ」「ヒミツ！」を見たとき、「えっ めちゃくちゃかわいい……」とは思ったんですけど。




3枚目の顔なんてもう笑顔が本当に柔らかくて、ああエルレナを取り戻したんだな……って感じがしてすごく好き。

初めてGBA版のCOMをプレイしたのが多分小学生とかだったと思うので、今では彼らの過去等明かされた部分も増えたし私のキャラの見え方が子供の頃とはもう全然違うせいもあるんですけど、にしたってラクシーヌ男性陣に対する仕草とか表情とかがほんとにいい。

流石XⅢ機関の紅一点。最高！！！！！

Uχで箱舟に乗るときに控えめに小さくブレインに手を振っていたようなエルレナが、何がどうしてこんな苛烈な性格になったんだ……。まあどっちもかわいいからもう何でもいっか！！！！

勿論ラクシーヌだけじゃなく、ソラを始めたとしたほかのキャラクターたちの表情もめちゃくちゃいい。やっぱ旧グラは旧グラですごく好きだな……になってた。

ドナルドに「俺がハートレスになった時、全然気がつかなくて散々叩いたのは誰だっけ？」ってからかうときのソラの顔、ほんと好き。

それから、ヴィクセンの「私のリク」「価値が無い」でガチ切れするところも好きなんですけど、

この、言われた言葉に対する咀嚼が追いつかなくて怒りの感情がワンテンポ遅れてきてる顔、あまりにリアルでめちゃくちゃ好き。


ここで怒れるのがソラのいい所……。


あとこれ！！
ラスボスマールーシャ撃破後のこの顔！！ただただかっこいい。ソラの凛々しい顔はほんとに良い。

勿論リクもいい表情がめちゃくちゃあって、

その代表的なのはやっぱりこれ！！
リクのこれからを象徴する「夜明けの道さ」というセリフ。

ほんと、リクはこの時の言葉を有言実行しているところがやっぱりかっこいいよなあ。

リク、Ⅲでブレイブハートに持ち替えてしまったけど、「夜明けへの道」→「Way to the Dawn」→「ウェイトゥザドーン」って彼の在り方をストレートに表しているネーミングだったこのキーブレードへの愛着がやっぱり強い。

3Dのノートルダムの所で、アンセムに「俺は夜明けへの道を行く」ってきっぱり言い切るシーン大好き。初見のときここで装備してたのはスカルノイズだったけど。

それともう一つ。COMといえば……

王様とリクのこれ！！！！！これだよ！！！！！

私、キングダムハーツにおいて「ディズニー側の主人公ともいえるミッキーマウスと作中で一番強い絆を築いていくのがキングダムハーツ側の主人公ソラではなく、主人公の親友兼ライバルでもう一人の主人公ポジションのリク」っていう点がもうほんと！！！！めちゃくちゃに好きで！！！！

そのはじまりとも言えるこのシーン、王様のセリフがもう最高大好き。


「君と一緒に歩きたいんだ」って、ほんとすごい言葉だと思う。王様にしか言えないよこんなこと……。

3Dのリク編シンフォニー・オブ・ソーサリーはこのシーンのオマージュがあるの毎回観る度泣く。


あと「僕だって君に「王様」なんて呼ばれると照れちゃうよ」のときの動きがかわいい！！！！めっちゃかわいい。流石世界のミッキーマウスだ……。

アクアを始めとしたBbS時代に王様に出会っているキャラはみんな王様の事「ミッキー」って呼ぶけど、それは当時の王様が修行中の身だったからで、王様自身が自分のことを「ミッキー」と呼ぶように促したのは後にも先にもリクだけっていうのがもうなんか……うまく言えないんだけど、リクの交友関係の中でソラとはまた違ったベクトルですさまじいですよね、この二人。

王様が声だけや幻ではなく、実体を伴ってリクの元に駆けつけてくれた時にリクが座り込むシーン、本人も言ってるけどⅠのエンディングからCOMのシナリオ中ずっとずっと独りで気を張ってたリクが、ようやく素直に弱さを見せられる相手を見付けられたというか、王様を見て本当に本当に安心したんだろうな……っていうのが伝わってきてすごく好き。




少なくともこの頃のリクにとって、ソラもカイリも「自分が守るべき存在」なのでリクが自分自身の弱さを晒け出せる相手では無かったと思うからさ……。

王様にとってリクは「存在してはいけないものだと思っていた闇への考え方を根底から覆してくれた存在」。名前で呼ぶよう言ったのも「王」という立場の自分ではなくただの「ミッキーマウス」として、これからはリクと同じ目線で、対等でありたいという思いからなんだよなあ、きっと。

これがⅡラストで真っ先にリクに飛びつく王様や、3Dのシンフォニー・オブ・ソーサリーでの「いつか 君たちの力に加わりたいな」「ああ 待ってる」を経て、Ⅲで肩を並べて戦うようになるの、もうこんなの最高でしかなくない？？？？？？？？

王様、この先もずっとリクを導く存在でもあり、肩を並べる存在でもあり続けてほしい。

あとアンセム戦の後、アンセムが闇の力を爆発させてリクがそれに呑まれた瞬間のセリフさ〜～〜〜！！！





ここ、「ソラ カイリ───！」って言ってるの、Ⅰで闇の世界で目覚めた時と同じなのほんと……ほんとにリクさあ………。そういうとこだぞ………。

マールーシャとストレリチア

ただでさえ「ピンク髪でデスサイズを装備した超絶美人で声帯が池田秀一さん」とかいう属性盛りすぎ男だったのが、Uχを経て「最愛の妹を"闇"に操られた仲間に消された元天才キーブレード使いのユニオンリーダーだった」が追加されたマールーシャ。
判明した過去がぶっちぎりで重い……。

↑これはソラ編をプレイしていた頃のツイートだったと思うんだけど、マールーシャがUχでラーリアムという人間時代のことがかなり明かされて、その明かされた部分とCOMがつながったのすごいよなあ。

特に私は旅立ちの地に安置されていたヴェン（の身体）と、操られていたとはいえそのヴェンに妹を消されているマールーシャが後の忘却の城でニアミスしていたという事実にかなり驚いた。

ツイートした通りなんだけど、COMの地上組って全員過去と未来のキーブレード使いであり、全員過去にヴェンと接点があって、その中でも一番深い関わりがあったのがマールーシャ。で、ヴェンとマールーシャ、ラクシーヌは当時の記憶は無くしていて、唯一ヴェンのことを記憶している（はず）のがアクセルってことだよね。
もう何が何だか。

それからラスボスマールーシャの最終形態のスペクター。




英単語の「specter」の意味が「亡霊」で、Uχでストレリチアが消滅した後にマレフィセントに負けたラーリアムが見た夢？の中に出てきたストレリチアの白コート姿にスペクターは似ているし、顔立ちは女性だし、目の下の模様が涙みたいに見えるし……ストレリチアの存在を知った上で見てみるともういろいろとストレリチアにしか見えなくなって困る。

そして何より、ストレリチアは花畑の兄妹のシーンで「お兄様を乗せて飛べるくらい強くなる」と言っているので、Re:COMが出るってなった時点で少なくとも「マールーシャには"闇"に消された妹がいる」っていう設定はすでにあったんだろうな～～～～って感じする。

ストレリチアは現状”死の世界”であるクァッドラトゥムにいてソラと出会い、Ⅳに登場することが確定しているので、Ⅲでノーバディとして消滅して人間に戻っているはずのラーリアムも登場するでしょうねこれは。記憶も戻ってるっぽかったし。

そして同じように人間として復活しているであろうエルレナも、記憶が戻っているとするならラーリアムと行動すると思うんですよね。

というか、XⅢ機関時代に記憶が無いにも関わらずマールーシャの謀反に加担した理由が「マールーシャがどこか気になるから」だったので、記憶が戻っているならラーリアムに協力しないわけないよな～～～！！！！

この辺は最終回周辺のUχシナリオを読んでた頃のツイートで、同じことを言うんですけどお互いに記憶が無いのになぜか気になって行動を共にするなんて、無いはずの心のどこかで相手のことを覚えていたってことになるじゃないですか。めちゃくちゃディズニーしてるよこの二人……。

個人的には人間に戻ったらラーリアムは一人称がマールーシャ時代の「私」から人間時代の「ボク」に戻るんじゃないかなあと思っているんですけど、ラーリアムはエフェメラたちといるときは「ボク」、ストレリチアのような親しい人と居るときや一人のときは「俺」で一人称が違ったので、XⅢ機関時代を経てお互い人間として再会したエルレナに対してどっちの一人称で名乗るのか非常に楽しみ。

これで「ボク」でも「私」でもなく「俺」だったらどうしよう。めちゃくちゃテンション上がってしまう……。

ナミネとリク＝レプリカ

はい。じゃあここからはCOMの話をする上でマールーシャと同じくらい彼らの話をしないわけにはいかないので、はい。します。

ナミネとレプリクことリク＝レプリカですね。はい。

いやなんていうか、あの、正直私KHⅢの彼の結末に全く納得していない人間なので彼とナミネ絡みの話をしようとするとどう頑張ってもしんどくなってしまって……。

まず、ずっと気になってるんですけどナミネってCOMの初登場からかなり時間がたっているのにその出生には結構謎が残ったままじゃないですか？？？

ナミネの容姿がカイリと全然違うことも、「ナミネ」という名前を誰がつけたのかも、最新作のMoMの時点では全くわからないままなんだよなあ。

ソラとロクサスの容姿が違うのはヴェントゥスのことがあるからなので、ナミネの姿のことも絶対理由があるはずだとは思うんだけど……。

20周年記念のイラストで、ナミネとストレリチアが背中合わせになっていたのが地味に気になってはいる。このふたり、服装も似てるしな……。だからなんだっていう話ではあるんだけど。

現状手がかりが何もないので何もわからない。これ、明かされる予定あるんだろうか？笑

記事の最初にも書いたけど、私はGBA版のCOMが初めてプレイしたKHだったので当時はマジでナミネがヒロインなんだと思ってた。

ソラやリクの回想でカイリが出てきても、「誰？？？」みたいな……(笑)

レプリクとの事については、ナミネ、「私か苦しめたから(レプ)リクのことも助けたい」ってはっきり言ってるんですよ。

Ⅲの終わりの世界でソラが言ってた「一番会いたい人が(ナミネを)迎えに行くよ」の「会いたい人」は、ナミネ"が"一番会いたい人っていう意味だってアルティマニアかなんかで読んだ気がするんだけど、これやっぱりレプリクのことだよね？

それなのに、Ⅲエンディングで目覚めたナミネを迎えに来たのは良く似た別人のリクって、ちょっと、あの、あまりにも残酷なのでは……………。

そしてレプリク。
彼、間違いなく今作中（どころかシリーズ中）で一番一途にまっすぐナミネのことを想っているのに、その想い故に自己犠牲をするっていうのが「リクをもとに作られた」という事実をめちゃくちゃに突き付けてくるのでほんと……ほんとにさあ……。

あと彼、何気にKHシリーズの中で一番最初に「何にでも心は宿る」を証明していた存在のはずなんですけど、その最期が「自分の分身ともいえる、元となった存在に想いを託して消滅する」なのはちょっと、どうなん……どうなんですか……？？？？？？

ただ、レプリクはCOMリク編のあの消滅の後で「自我は闇に溶け切らずに残っていた」ことになっててⅢに登場してるので、Ⅲのあの消滅の演出で本当に心も全部消滅してしまったのか？って言えばそれもまた微妙なところなんですよね～～～～。

20周年記念イラストでナミネの後ろに彼が描かれていたことでちょっとだけ救われた気になってはいたんですけど、やっぱり「リクに託す」なんていう形ではなくレプリク本人にナミネのことを迎えに行ってあげてほしかった……！

現状リクはソラと取り戻すために動いているけど、KHⅣでソラが無事に帰ってきたらレプリクを復活させるために動いてくれたり……しないかなあ……と密かに期待してはいます。

だめだCOMの感想記事なのに私がⅢのレプリクに引っ張られているせいでⅢの感想みたいになっている……！！！！COMの話をします。

子供のころに初めてプレイしたときはKHⅠのストーリーも全然知らずにやってたので、ソラにナミネのことで敵意むき出しにしてくる彼に「え？このキャラスタート画面にいてもう一人の主人公っぽいのにこんなにイヤな奴なの？え？？」てなってた記憶がある。

当時、COMリク編の小説版も買って読んだんだけど、公式設定ではないとはいえ小説版のレプリク関連の描写がかなり丁寧だったのでレプリクに思い入れが強いのはそのせいもあるかもしれない。

今回Ⅲでの彼の最期（かはまだわからないというか認めたくないけど）を知った上で改めてCOMやると、やっぱり彼にはナミネに再会して隣に立っててほしかったし、ロクサスやナミネ、シオンと同じようにリクの偽物ではない「個」として、彼自身として存在してほしかったなっていう気持ちにしか……ならなくて……。

で、これほんとにそう言ってるのかどうか確固たる自信があるわけではないんですけどリク編最後のレプリク戦（トワイライトタウンの屋敷前の）、撃破時のセリフが多分あの……「ごめんな ナミネ」って言ってて……私これ今まで全然知らなくて……こんな……こんな……。

何に対する「ごめんな」なのか深く考えようとするだけでもうしんどい。

自身の消滅を悟って「もう傍で守ってやることが出来なくてごめんな」なのか、「リクの偽物じゃない"本物"になれなくてごめんな」なのか、あるいはその両方なのか、もっと違う何かなのか……だめだ泣きそう。もうやめようこの話……。

レプリクとのラストバトル前のムービー、レプリクの叫びを聞いてなんにも言わずに武器を構えるリクが好きです。もう正面からぶつかり合うことしか自分にできることは無いと覚悟を決めた顔。

こういうところが、リクはやさしいなと思う。

ここまでⅢのレプリク関連のことちょっと……みたいな話したけど、それはあくまで彼が「ナミネの分のレプリカ確保のために自分を犠牲にして消滅した（かもしれない）けどその想いはリクが引き継いで代わりにナミネを迎えに行った」という描写のことであって、闇の海岸でレプリクがリクを救い、リクの心の中でレプリクとリクが並んで立つシーンや決戦前夜にデスティニーアイランドの海岸で語り合うシーンはめちゃくちゃ胸アツなので大好きです。

そういえば、Ⅲでリクがアンチ・アクアと対峙する直前、リクの心の中の出来事とはいえ現れたレプリクが折れていないウェイトゥザドーンを持ってる（装備している）の、レプリクはキーブレードを扱うことのできる心の持ち主という認識が出来てしまうのでは……？

COMでは二人ともソウルイーターだったから、何気にレプリクがウェイトゥザドーンを持つのあのシーンが初めてだろうし感慨深い。

そもそもリクは「もう一人の俺」＝レプリクの為に折れたウェイトゥザドーンを残していったわけで、もしかしたらあの時点でリクはレプリクがキーブレードを扱うに足る心を持っているって判断してたのかもしれないなあ……。

キーブレードマスター・リクにそう判断されたのなら、やっぱりレプリクはレプリクとして復活してマスター・リクの弟子第一号として彼に師事するべきなのでは？？？？そうだそれがいい。

良かったなレプリク！！！復活したほうがいい理由が一つ増えたぞ！！！！

だから復活してお願い……ナミネの隣にいて……。

終わりに

COM、シリーズの中でもかなり独特で面白い戦闘システムだし、ストーリーも好きだし、レプリクという大好きなキャラもいるのでかなり好きな作品の一つです。

というか、そもそもKHシリーズで嫌いな作品なんて無いんだけど、思い入れという点では3Dの次位の位置にいるかもしれない。

やっぱり初めて触れたタイトルって心に残りやすいので……(笑)

もうほんと、COMに関してはレプリクに対しての想いが強すぎて、今後の展開でレプリクに救いがあることを願うばかり。

次はⅡFMやります。
もう今からみんなのトラウマザルディンがこわい。