2022年4月10日。
超幸運にも、抽選で150人招待という狭き門をくぐりぬけて参加してきましたので、その記録です。
※とんでもなく長いです。
- 記念カフェ
- 20周年記念展示
- ステージイベント
- 野村さんのインタビュー映像
- スペシャルミニライブ
- 野村さん、間さんのトークショー
- ダークロードの発表
- グッズ展開の話
- Missing-Link
- Q&Aコーナー
- Q1,ノーバディのシンボルマークは生まれながらにあるもの?そうだとしたら人型(XⅢ機関)にもシンボルマークはある?
- Q2,デミックス何者?
- Q3,テーマを担当する宇多田さんの曲からインスピレーションを受けることはありますか?
- Q4,Uχの最終回でゼアノートの心に溶けたプレイヤーは、ずっとゼアノートの心の中にいた?
- Q5,Ⅱでリクがカイリに渡したキーブレードの入手経路は?
- Q6,ヨゾラ戦の勝敗でストーリーの分岐があるけど、あれには大きな意味がある?
- Q7,ユニオンクロスの最後、エフェメラはプレイヤーの真意に気付いていた?
- Q8,ナミネと賢者アンセムはいつどこで出会った?
- Q9,3Dでリクの髪が短くなったのは誰が切った?また、Ⅲでデビルズタワーに飲み込まれたときに髪型が変わったのはなぜ?
- Q10,リクの髪以外にも、ファンの声で変わったことはある?
- Q11,マスターオブマスターの「※の世界」の「※」は伏字?
- Q12,ユニオンクロスでエフェメラとスクルドがデータ世界から脱出したにもかかわらず、空にノイズが走っていたのはなぜ?
- Q13,アイザの顔の傷はいつ、誰に付けられたものですか?それが異端の印の形なのは何故?
- Q14,マスター・ゼアノートはテラの身体を乗っ取ったけど、ヤング・ゼアノートの頃からそれなりの力があったように見える。なぜ若いうちに事を起こさなかった?
- Q15,リクやアクアのように闇に落ちるのと、ハートレスになるのはどう違う?
- Q16,マレフィセントが黒い箱の中身を予知書だと思っている理由は?ユニオンクロスで明かされると語られていたけど、今後明かされる予定は?
- Q17,ゼムナスがリアのキーブレードを砕いたとき「キーブレードを失ったお前に……」と言っているけど、リアはその後普通にキーブレード出してた。これはゼムナスの勘違い?
- 質問コーナーを終えて
- 入野自由さんが登場!20周年振り返りトーク
- 思い出のセリフ振り返りコーナー
- 最後の発表
- イベント後……
- イベントを振り返って
記念カフェ
今回私はGUEST Bだったので、カフェ→展示→ステージイベントの順番でした。
(GUEST Aはカフェと展示が逆)
会場に入ってまず真っ先に目に入ったのはこれ。
ソラ!!ロクサス!!!
ほんとすごい。この二人過去のイベントでも展示されたことがあったらしいんですけど、私は思いっきりはじめましてだったので「えっ……い、いる……!!!!!」という感想しか出なかった。い、いる……。
せっかくなので二人と一緒に写真も撮りました。まさかソラとロクサスと一緒に写真を撮れる日が来るとは。
それから展示物がもう一つ。
『夜明け』側の右上には野村さんのサインが。
このカフェコーナーは座席自由だったので、入って速攻でサイクスに一番近い席を取りました。笑
ここでは現在ARTNIAと
スクエニカフェで開催中のコラボカフ
ェでも提供されている約束のお守りをモチーフにしたドリンク「ライトプロミス」がふるまわれました。しかもコラボカフェ同様、ブラインドコースター付。私は『集結』のコースターでした。(KHⅢのパケ絵)
そしてそして、この時近くの席に座ってらしたファンの方とお話しして(バリバリ初対面)カフェの後の展示を一緒に回ることに!!
これちょっとほんとに嬉しかったんですよね……!!
私身の回りにゲーマーもいなければKHファンもいないし、
かといってネットやSNSでも積極的に絡みに行くタイプでも無い(ひとりが全く苦じゃない人間な)ので、ここで初めてKHを語れる友達が出来たんですよ。
KHについてあれだけ語り合えたのも初めてで、めっちゃくちゃ楽しかった。
ネク「友達なんて そんな簡単にできるもんじゃない」
ソラ「そうかもしれないけど 難しいことじゃない」
を、我が身をもって経験してしまった……。
ほんとに難しいことじゃなかったよ、ソラ。
20周年記念展示
展示全体の内容については各ゲームメディアさんからすでに詳しい記事が出ているので割愛します。展示の中でも特に私がテンション上がったところを抜粋。
やばい。"いる"。
って思った。もちろん一緒に写真も撮った。こんなんさ〜~〜〜ずるいじゃないですか!!!
うわ〜~〜〜また"いる"やつ!!!!!
このソラとも一緒に写真を撮りました。ソラの足元には野村さんからのコメントも!
さらに、台本が展示されている所にはゲームの映像が流れてたんだけど、まさかのサイクスのシーンがあったのでひたすら写真撮った。
めちゃくちゃ美人。好きだ~~~!
そしてそして、何と言っても圧巻だったのは撮影禁止ゾーン。
目がいくつあっても足りない枚数の野村さんの原画。原画。原画。
宝の山かここは。
参加者は撮影禁止だったけど、ゲームメディアさんたちは撮影OKだったようで、記事内の写真で野村さんの原画見られます。ぜひ!!!!
BbSのマスター・ゼアノートのとあるシーンの絵コンテらしきものの迫力すごかった。コマ割りとか、なんかもはや漫画だった。
それからBbS時代のリア・アイザ・イエンツォの原画!!!!
この頃の二人、15歳で確定です。イエンツォは13歳の記載がありました。
「ノーバディは歳をとらない」っていう設定があるにはあるけどこの三人に関しては明らかに成長しているので、ざっと時系列で文字に起こしてみました。
BbS 15歳 13歳
↓ 10年後
KHⅠ 25歳 23歳(ゼクシオンはその後COMで消滅)
↓ 1年後
KHⅡ 26歳
↓ 3Dで人間として復活(アイザは再びノーバディ化)
KHⅢ 26歳
↓ 1年後
MoM 27歳
こんな感じ???
リアとアイザ、ほぼほぼ私と同い年じゃないかなんてこった。
あと
KH3Dのパケ絵である『雲海』(『薄明』)、それから『距離』
の原画があったのも嬉しかったな~~~~~!!!特に私『距離』大っ好きなので、原画見られてただただ感動していた。原画の時点でめちゃくちゃ絵が綺麗だったんだけどどういうことなの……マジですごいな。
それからこれはもうほんとにほんとに観られるなんて夢にも思って
なかったやつで、Twitter公式アカウントがツイートしてくれた『すばらしきこのせかい Final Remix』発売記念の野村さんのコラボイラストの原画!!これもあった。
ツイートした通りなんだけどほんとマジでこのイラストの
ヨシュアが一番好きです私。
ただただかっこいい。好きだ……。
目に焼き付けて帰ってきた。ほんとにめちゃくちゃ良かった。
そして展示の最後には野村さんの20周年記念イラストが!!
アイザが、アイザがいる!!!ありがとうございます……。
他のメンツの並びからしてどちらかといえばサイクスなんだろうけど(笑)
デミックスとヴィクセンが近くにいるのはこの三人が真機関の裏切り組だからでしょうね。そこにイエンツォを入れて、レプリカ確保のために動いた者たち、ってことかな。
推しの新規イラストは健康にいい。相変わらず本当に美人ですねサイクス……。
それからナミネの後ろに小さくレプリクいるのがほんとにいい……。私レプリク大好きなので、彼が一番想っているナミネの近くにいてくれてすごくうれしい。復活してくれレプリク……君はナミネのそばにいるべきだよ……。
あとⅢのソラのポーズ、スマブラにベレト/ベレスが参戦した時の桜井さんみたいだな……って思った。2進法!!
これは公式Twitterで描きかけのものが投稿されていたやつの完成形。
完成形……???
ステージイベント
ここからはステージイベントのレポです。ここからが本番。
イベント中ずっとメモ取ってたんですけど、せっかくなのでそれと一緒に振り返っていこうと思います。
野村さんのインタビュー映像
まず始まったのは開催地である
渋谷ヒカリエをはじめとした渋谷の
景色と、今日までの20年を振り返る野村哲也さんのインタビュー映像。
(まさかこの時の渋谷の映像がのちの発表の伏線になってたとは……(笑))
会場が暗くなったからメモはうまく取れないだろうと判断したのと
、最初期に作成された映像を会場にいる人たち限定で見せますと言われたので、しょっぱなからメモを諦め映像を見ることに集中した。笑
唯一残したメモがこれ。
これは「『
キングダム ハーツ』で描きたいこと」
という質問に対する野村さんの答えだったと思う。多分。
この「誰もが主人公」っていうのが、KHという作品に限らず私の「ゲームが好き」っていう感情の根源にあるものだと思ってるので、嬉しくてメモったんだと思う。
別にゲームじゃなくたって、その人の人生の主人公はその人でしかないけど。でも誰もが劇的で輝かしい人生を送れるわけじゃないし、それに何より光の勇者とベルの魔王と聖王代理の天才軍師はゲームの世界でもなきゃ兼業出来ないからね!!!!
「悲劇だろうと喜劇だろうと、自分が何にでもなれて主人公として体感できるところ」、それがゲームのすばらしいところだと思ってるので「誰もが主人公」って野村さんが言ったの嬉しかったなあ。
そして「心は繋がっている」、この点に関してはもう、
もう言うまでもないというか、なんというか……!!これぞ『キングダム ハーツ』!!っていう回答が野村さんの口から出てきて大喜びしちゃった。ずっとずっとそれを描いてきている作品だからね!!やっぱそれですよね!!!!になった。
ソラが消えたことにもちゃんと意味がある。消えても心は繋がっている、そういうことです、というようなことをおっしゃられていてウ"ア"~~~~~~~~!!!になった。
それとメモはしてなかったけどすごく印象に残ってるのが、野村さんの「ファンタ
ジーすぎる世界はあんまり好きじゃない。かといって現実的すぎるとそれはそれで面白みがない。それらの中間ぐらいが面白いというか、現実からちょっとだけずれたところにファンタ
ジーの世界があるとワクワクする」って話。
Ⅲのシークレットムービーやヨゾラ戦でソラが渋谷にいる景色にものすごくワクワクして心が震えたので、まさにこれだったんだな……!!って鳥肌立った。野村さんのゲーム作りにおけるこの考え方、すごく好きです。
それから、さっきちょっと触れた「最初期に作成された映像を会場にいる人たち限定で見せます」の件。
私ほんとに絵心無い人間なのであの時見た映像をイラストに起こすとかできなくて申し訳ないんですけど、特に記憶に残った部分の話を。
現在のデスティニーアイランドとほぼほぼ同じような南国の小島が
あって、その頂上から島の外周をぐるっと滑り台のような道があって、そこを初期デザインのソラ(前髪が銀髪!)、ドナルド、グーフィーが滑り降りていく。
イメージとしてはディープジャングルの
ミニゲームのターザンスラ
イダーみたいな感じ。
で、道の途中に障害物として木の枝がせり出していて、ソラ、
ドナルドがジャンプで飛び越えてかわすんだけどグーフィーだけは枝に激突する(笑)
最初期なのにもうすでにソラ・ドナルド・
グーフィーの三人の空気感があって、すごかった……。
野村さんのインタビュー映像の後は
スペシャルミニライブ。
一応セトリだけでも!!
と思ってライブ中は暗い中メモは取ってたのでこれもついでに載せときます。ぐっちゃぐちゃなのは大目に見てください(笑)
ライブが終わると、本日の進行役としてカイリ/
シオン役の内田莉紗さんが登場!!地の声がもうカイリでもう……もう……ね……!!!(語彙力)
さらに作曲家の
下村陽子さんも登場!!!!
スペシャルミニライブがあるっていう情報の段階できっといらっしゃるだろう!と期待してたので嬉しかったなあ……!!
その時のメモがこれ。
下村さん曰く、
今回のコンサートは初の室内楽にチャレンジしたという事で、今回のライブはピアノ+弦の五重奏。今日の為だけのアレンジで、曲はゲームタイトルが偏らないように選曲したそう。
1.Dearly Beloved
知ってた。
絶対一曲目はこれだと思ってた。
下村さん「『Dearly Beloved』は絶対いるよね!」
仰る通りです!!!!
2.Sora
知ってた。(2回目)
絶対セトリに入ってると思ってた。映像ももちろんこれまでのありとあらゆるソラ、ソラ、ソラ。KHの楽曲の中でも際立って明るく前向きな曲なのに、ソラの現状に思いを馳せてしまってちょっと泣きそうになった。
下村さん「『Sora』も主人公だし絶対いるよね!!」
あ〜~〜〜ありがとうございますその通りです……。
しってt……(泣)
モニターに流れる映像、この曲という事は……消滅シーンも流れるよね~~~~~ですよね!!この曲が終わった途端、会場のいろんな方向から鼻をすする音が聞こえてきて、みんな曲の間は我慢してたんだな……って思った。(自分もそうだったので分かる)
下村さん「この曲は好きと言って下さる方が非常に多く、
選ばせていただきました」とのこと。
ですよね!!って思った。私も絶対セトリに入ってると思ったので。
4.Nachtflügel
これ嬉しかったな~~~!!めっちゃ好きなんだよなあヨゾラ戦の曲!!!
この曲に限らずだけど、裏ボス戦の曲って心に残りやすいじゃないですか。勝つまで何度も挑む都合上、聴く機会が自然と増えるので……(笑)
下村さん「今までに演奏したことの無い曲、かつ最近の作品の曲という事で選びました」
ありがとうございます……ありがとうございます……ヨゾラ戦のこの曲大好きです……。
5.Link to All
出た~~~泣き曲二つ目~~~~!!!
この曲の初出、3Dの時から大好き。モニターでは3Dのシーン、そしてⅢラストのトリニティのシーンが!!!
わたし初見のときあのゲームオーバー画面でコントローラーからド
ナルドとグーフィーの声が聴こえてきて死ぬほど泣いた人間なんですけど、そのシーン丸ごと生演奏とともに流されてめちゃくちゃ泣いた。やっぱソラ・ドナルド・グーフィーなんだよなあ……!!!!
下村さん「この曲はライブラストにふさわしい!曲名もすごく気に入っています」とおっしゃられていてありがとうございますになった。
その後のコメントで、20年間で一番の思い出は?
と聞かれた下村さんが
「大変だったこともたくさんあるけれど、こうしてファンの皆さんと会える機会があると大変だった思い出も吹っ飛んじゃいます」とおっしゃられていて、なんか……女神でしたね。うん。後光が見えた。
続いて野村さん、間一朗さんが登場!
私お二人共生で見るの初めてだったので、「この人たちが
キングダムハーツを作ってるのか……!」とめちゃめちゃ嬉しくなった。
……と感動していたら、いきなり野村さんが「10時まであのイラスト(20周年イラスト)描いてたので寝てません」と爆弾発言。寝て!!!!?!?!?!?!?!
そのあとも「リハーサルを全力でやりすぎて、あれがピーク」「今日は何かの発表というよりも20周年をお祝いする場」「おじさんが喋る会」等々、結構なゆるゆるモード、会場も爆笑。笑
イベントの生配信についても、「生配信となると海外用に字幕を用意しないといけないし、そうなると台本がいる。そうすると台本通りに喋らないといけない。それは無理なので(笑)」って言ってました。笑
実際にこの後のコーナーで、野村さんがまだ言っちゃいけない情報を言ってしまう一幕があり、「ほら、生配信やらなくて正解だったでしょ!?」的なことを言ってた(笑)
ダークロードの発表
続いてあったのはダークロードの延期についての続報。
メモはこちら。
フラッシュのイベントシーンをスタッフさん2名で作っているのに、野村さんがさらに加筆してしまったためにボリュームが増えちゃったらしい。
「ストーリーが増えたなら、小出しに更新してほしい」という声もいただいていましたが、スタッフが2名なのでそれはできないんです、とのこと。
でもその分かなり謎は解けるともおっしゃられてました。それは素直に嬉しい!!!いつまででも待ちます。待つのは得意だぞ何年KHのファンやってると思ってるんだ。
グッズ展開の話
ここからは20周年を記念したグッズ展開の話。
まずはたまごっち。
野村さんがこれの発表後ファンの反応を見ようと思ったら、たまごっちに登場してほしいハートレス投票のツイートばっかり出てきたらしく「ハッシュタグ変えてほしかったなあ……(笑)」ってぼやいてたのが面白かった。笑
次にZoffのコラボメガネ、スパグル、サマンサタバサの話。
Zoffの眼鏡について、最初にキャラ(多分光の守護者)全員分作りますと言われて「そんなに眼鏡いらないでしょ!?」と思ったらしいけど、話を進めるうちに結局全員分出すことになったとか。
スパグルに関しても、45種類のアイテムを予定していてその監修もしているらしい。
……野村さん、まじでいつ寝てんの??????
ここで、KHのグッズ担当の松下将人さんが登場。
ゼアノートとエ
ラクゥスがやっていたチェス(のような
ボードゲーム)の商品化に3年かかった話や、Ⅲに登場するトランクを忠実に再現できるよう開発を進めたお話が聞けました。
いやトランクケースさ~~~~かわいくてめっちゃ欲しいんですけど値段がね!?ちょっとかわいくないよね……手が届かない……石油王になりたい。
和モノグッズの展開については、今回の20周年
モノグラムが伝統文様をモチーフにしているから和風のグッズに合うことと、野村さんが和モダン好きということで種類もたくさんあります、とのこと。
「ちょっと値段が高いんですけれども……」って松下さん申し訳なさそうだったけど、イベント後正式発表されたときに値段を見て「KHならこれくらいの金額は通常運転では?」って思ってしまったのでだいぶ金銭感覚毒されてる!!笑
野村さんの推しは黒色の
江戸切子とのことだったんだけど、加工するのが一番難しいのが黒なんだそう。だから本当にこれは職人さんに頑張っていただいた結果です、というお話もあった。
手持ちサイズのキングダムチェーンは松下さんが現物を持ってきていて、鍵穴の形のライトがつきます!!って実演したのに野村さん「何も映ってない(笑)」間さん「
スマホのライトの方が明るい(笑)」ってものすごい茶々入れてて……(笑)
Missing-Link
「映像を見ていただきますが、これが今日のピークです。もうこれ流しちゃったら今日の目玉は終わり」という野村さんの発言でざわつく会場。
発表されたのは「Missing-Link」!!アプリゲー!!!
ですよね~~~~~~やっぱ何かしら新作の発表はあると思ってた!!!!
ほんとに嬉しいユニオンクロスめっちゃくちゃやりこんでたし大好きだったから、最終回を迎えた時の野村さんがコメントで「また皆さんで集まれる場所を用意している」的なこと言ってたのずっとずっと待ってたんだけどこれのことだった!!!!!
Missing-Linkはユニオンクロスとダークロードの間の空白の時代を描いた作品。
メモにも書いてるけど、トレーラーでブレインが映った瞬間悲鳴が聞こえてきて……(笑)
わかる。あれは叫ぶわ。
メモの
・多層都市スカラ・アド・カエルム
・秘密結社のキーブレード使い
この3つはトレーラーの後にモニターに映されたスライドに書かれてたワード。
イベント後に公開されたトレーラーとかには書かれてなかったので、メモっといて良かった~~~~!!になったやつです。
この「結社」は複数あり、それぞれに思惑がある、と野村さん。
多層都市スカラ・アド・カエルムが舞台で、ユニオンクロスと同じくプレイヤーが主人公。キャラメイクが捗るやつだ……!!
「KHアクションをモバイルで」を目指し、最大6人、画面は縦でも横でも遊べる!!これは現場のこだわりだそうです。すっげ~~~~~!!!
・世界中の「ピース」を集め、闇を払う
これもスライドにあった文だと思う。多分。笑
野村さん曰く、「いまはいろいろな"実際に歩き回る"ゲームが出ているけど、そういうのじゃなくて僕は家にいながらいろんなところに行きたいんです」と。(出不精だから、みたいなニュアンスだったと思う)
だから実際に南極に行かなくても、南極に行けるようにしたい、と開発さんに伝えたら「行けますよー」と返されたらしい。
そうやって集めた「ピース」をキーブレードにセットすることで、能力が増えていく。
そしてストーリーについても「ブレインがいたけど、トレーラーの声はブレインじゃない」と地味に重要な情報が!
Missing-Linkは
クローズドβテストを実施予定、据え置きタイトル並の開発現場になっているとのこと。
トレーラー見てびっくりしたんですけど、バトルの動きとかグラフィックがほんとにⅢみたいですごい。あのクオリティが
スマホでできるのはやばい。めっちゃ楽しみ……。
Q&Aコーナー
次のコーナーはTwitterハッシュタグ「#KH20th質問」で募集されていた質問に野村さんが答えるコーナー。
これも結構頑張ってメモ取ったので、折角だからメモと一緒に振り返ります!笑
Q1,ノーバディのシンボルマークは生まれながらにあるもの?そうだとしたら人型(XⅢ機関)にもシンボルマークはある?
A1,人型にシンボルマークは無い。ハートレスで言うピュアブラッドみたいなものだと思っていただければ。
この質問、野村さん開口一番「なんでこれが気になったんだろ??」って笑ってた。言われてみれば、確かに……。笑
Q2,デミックス何者?
A2,この質問すごく多かった。でもここで答えちゃうと、ゲームで描く必要なくなっちゃいますけど、いいですか?笑
一人だけまだ何も(情報が)ないからね。この答えは今後に取っといたほうがいいと思います。
「いいですか?笑」じゃないよ、ダメです!!!!!!笑
でもやっぱりこの質問多かったんだな……私も気になる。デミックス、「手ぶり身振りが似てる」ってマスマス疑惑あるもんね。
あと「一人だけ何もない」ってことは、ヨゾラ勝利ムービーの運転手さんやっぱルクソードなんだ……って思った。
Q3,テーマを担当する宇多田さんの曲からインスピレーションを受けることはありますか?
A3,オープニングのムービーは毎回曲をいただいてから作っている。なくてはならない感じ。
これ聞いて真っ先に0.2のOPが思い浮かんだ。0.2のOP曲の最初の音と小さい頃のソラ、リク、カイリが波打ち際で遊んでる光景、めちゃくちゃ合ってると思ってたので……。あの音、水というか海みたいな音でとても好き。
Q4,Uχの最終回でゼアノートの心に溶けたプレイヤーは、ずっとゼアノートの心の中にいた?
A4,これはダークロードをやるとわかる。あの辺は皆さん俺の術中にハマってます(笑)
ダークロードを完結まで見てほしい。
「俺の術中にハマってます」って何!!!?!?!?プレイヤーが溶けた先はゼアノートの心じゃないってこと????
私てっきり、ゼアノートの名前(「no heart」+「X」の
アナグラム)の「X」って「U"χ"のプレイヤー」のことだと思ってたんですけど違うの!!?!?!「生まれたばかりの無垢な心」→「no heart」に溶けたから赤ん坊のゼアノートのシーンがあったんだと思ってたんだけど違うんですか!!?!?!?!
もうだめだ……何もわからない……
Q5,Ⅱでリクがカイリに渡したキーブレードの入手経路は?
A5,いいます??ここで???でも何かしらフォローしないと投げっぱなしになってしまうので、なにかはします。
これもさ~~~謎だよなあ……。こうかな?みたいな予想すら私には全く無いですこれ。全然わからん。リク、ほんとあれどこからもってきたんだ……。
Q6,ヨゾラ戦の勝敗でストーリーの分岐があるけど、あれには大きな意味がある?
A6,ヨゾラはかなり強いので、例えば何度挑んでも勝てない!という人がいたときのためにも何か見られたほうが良いだろうと。
ストーリー的な意味合いというより、そういう優しさで入れました。笑
この質問の時、「ヨゾラに勝てた人どのくらいいます?ちょっと挙手していただいて……」って言われて勝った人が挙手。私後ろから3列目くらいの席にいて、そこから見て15人くらい……?って感じでした。それを見た野村さんと間さんが「負けた時のムービー優しさで入れてよかった、ナイス判断!」みたいなこと言ってた(笑)
ちなみに私も自信満々で挙手しました!!クリティカル+ブラックコードONでヨゾラから勝ちをもぎ取ったりしてるので!!ヨゾラ戦、慣れてくると超楽しい良ボスなので大好きです。まあそれでも私が一番戦ってて楽しいのはリミカサイクスですけどね!!!
Q7,ユニオンクロスの最後、エフェメラはプレイヤーの真意に気付いていた?
A7,エフェメラとプレイヤーは切ない別れをしたけど、エフェメラについては今後もいろいろある。Missing-Linkで描かれて、かなり謎が解けると思う。
エフェメラとプレイヤー(つまり私ですが)の別れ、切ないどころじゃなくない????号泣したんですけど!!?!だってプレイヤーをゲートを開いて飛ばした後のエフェメラ、プレイヤーのこと思い出すたびに泣いてたじゃん……。
プレイヤーがエフェメラとスクルドに襲い掛かったのは、自分を犠牲にして二人を守るための演技だったわけだけど、エフェメラがそのことに気づいていても気づいていなくても、どっちにしても彼が罪悪感を抱き続けてつらいことは何も変わらないんだよなあ……。
Missing-Linkで描かれて、かなり謎が解けるとまで言われたらもうMissing-Linkに期待しかないね!!!ほんとに楽しみすぎる。早くやりたい。
Q8,ナミネと賢者アンセムはいつどこで出会った?
A8,忘却の城からソラも、リクも、XⅢ機関もやられていなくなった後かな?「どうするー?」みたいな(笑) いや、「どうするー?」とは言ってないけど(笑)
野村さんが「どうするー?」みたいな(笑)って言ったの面白すぎたよね……。笑
ナミネと賢者アンセムの合流は描かないとのことだったので、この質問の回答は貴重!
Q9,3Dでリクの髪が短くなったのは誰が切った?また、Ⅲでデビルズタワーに飲み込まれたときに髪型が変わったのはなぜ?
A9,Ⅱのときにファンから「髪を切れ」って声が多かったから短くなった。誰が切ったかと聞かれたら、それはファンの皆さんです。皆さんの思いが届いた結果。
これ、多分だけど質問者さんは「カイリが切ってあげた」みたいな、具体的に誰がって部分の回答が欲しかったんじゃないかと思ったんですけど、まさかの「切ったのは私たちファン」っていう……(笑)
デビルズタワーの件は、内田さんからの質問(Q10)があって話題がそっちに移って流れちゃったんですよね。個人的にはレプリクの影響では?と思ってたんだけどどうなんだろう……。
Q10,リクの髪以外にも、ファンの声で変わったことはある?
Q10,ロクサスやシオンの復活はファンの復活を望む声が大きかったから。ぎりぎりまで悩んで、彼らが復活しないルートも考えてあった。自分の中で悩む部分は、ファンの皆さんの思いもかなり影響します。
これはTwitter募集の質問ではなく、Q9を受けた内田さんからの質問。
復活しないルート……気になる……!!!めっちゃ読みたいそれ。もちろん、ロクサスたちが復活してよかったと思ってるけどバッドエンドも大好物なのでそれはそれでめちゃくちゃ見たい。別腹ってやつ。
Q11,マスターオブマスターの「※の世界」の「※」は伏字?
A11,「※」は伏字です。台本にはちゃんと書いてあって、いずれわかります。
これ、最初に内田さんが質問を読み上げるときに「※」の部分を「こめ」じゃなくなんていうかこう……いい感じにぼかして読んだんですよね。野村さんも間さんも、内田さんが「※」をどう読むのか気になっていたようで、「こめのせかい、って言っちゃうかと思いました、流石ですね!笑」みたいな会話がありました。笑
内田さんの「※」のぼかし方、文字では表せない発音だったので書けないんですけど、あれです。昔やってた「トリビアの泉」っていう番組の「トリビアの種」っていうコーナーで、司会の八嶋智人さんが「このトリビアの種、つまりこういうことになります」のところで「××メートル」の「××」みたいな数値が入る部分を面白おかしくぼかして読むときの読み方だったの!!全然世代じゃない人には伝わんないよねこの例え!!申し訳ない!!笑
でもそれが一番近かったのでもしご興味があれば調べてみてください(笑)
Q12,ユニオンクロスでエフェメラとスクルドがデータ世界から脱出したにもかかわらず、空にノイズが走っていたのはなぜ?
A12,特に意味があるわけではなく、世界が崩壊に向かっていてぐちゃぐちゃになっているというのを表すためのエフェクトです(笑)
私この辺全然気にしてなかったので、質問者さんめちゃくちゃ細かいとこまで見てるな……すごいな……と思ってたらまさかの意図はないよっていう回答(笑)
Q13,アイザの顔の傷はいつ、誰に付けられたものですか?それが異端の印の形なのは何故?
A13,これはいい質問。いいところ突いてきますね。リアとアイザにはストーリーがある。助けようとしていた女の子の話とか。二人には物語がまだあるので、描こうと思っています。今後に注目。
はい。
はい。これ。ここ。
ここが私にとっての20周年イベントの一番の思い出。
なぜなら!!これは!!私がツイートした質問だからです!!!!!ドン!!!!!!
ステージ上のモニターにこの質問が映った瞬間自分の質問だということに気づいて声が出そうになったのを咄嗟に手で口を覆って耐えた。わたしえらい。
こんな……こんなことある!!?!?!?
150人招待のイベントに当選しただけでも奇跡だと思ってたのに、自分の質問に野村さんが目の前で答えている状況、何……………?
野村さんの「これ良い質問、いいところ突いてきてる」発言、私が都合よく脳内で記憶捏造してるかもと思ってイベント後、参加してた人たちのツイート検索したんだけどやっぱり言ってたっぽくて頭抱えた。いい質問だったんだ、これ………………。
ていうことは何?「いい質問ですね」「いいとこ突いてますね」ってことは、やっぱりあの傷異端の印なんじゃん!!!!!!
異端の印(物理)って事じゃん!!!!!!
ど、どうして……????
いままでにも異端の印(物理)はいたけど、ⅠのリクとかBbS組とか、3Dのソラとか、みんな服だったじゃん。顔面に消えない傷なんて形で異端の印がっつり刻まれてるのアイザだけだよ!!!?!?!?!?!?
あの、もしかして、もしかしなくても、もしかしなくても私の推しって結構重要人物なんですか!!!?!?!?!?!?
えっ全然知らなかった!!!!!!!!!!!
Q14,マスター・ゼアノートはテラの身体を乗っ取ったけど、ヤング・ゼアノートの頃からそれなりの力があったように見える。なぜ若いうちに事を起こさなかった?
A14,単純に力が無かったから。ゼアノートのことはダークロードを見ていただければ。髪型の秘密も明かされます。
ダークロードではゼアノートとエラクゥスのチェスシーンも再現されていて、スタッフさんがものすごく苦労していた、って話があったはず、です!!笑
ごめんなさいアイザに関する自分の質問が採用されてた衝撃でこの辺記憶曖昧だしメモもあんまり取れてなくて……(笑)
髪型の秘密、の部分は結構笑いながら言ってたので多分……あの……ハゲた理由が明かされるんだと思います……。笑
いや、ハゲた理由が明かされるって何??どういう状況!?笑
Q15,リクやアクアのように闇に落ちるのと、ハートレスになるのはどう違う?
A15,闇に落ちるのとハートレスになるのは全然違うもの。闇堕ちは心があるけど、ハートレスになるのは心が体から抜けている。
アクアの闇堕ちはかなり反響ありましたよね、と内田さん。それに対して野村さんが「自分はあんまり驚かなかったけど」的なことを発言して、間さんが「あなたが書いてるんだからそりゃそうでしょ!笑」って言ってたのが面白かった(笑)
闇アクアは野村さんお気に入りだったそうで、かっこいいからもっと出したかった、とも言ってました。
Q16,マレフィセントが黒い箱の中身を予知書だと思っている理由は?ユニオンクロスで明かされると語られていたけど、今後明かされる予定は?
A16,明確にユニオンクロスで明かしてはいないけど、匂わす描写はあった。"闇"とマレフィセントがキャッキャしてた辺り(笑) わかりづらかった、ということなら、今後マレフィセントの口から言わせるかも?
黒い箱も予知書も完全にマスターオブマスターの領分なので、
マレフィセントはこの先もガッツリ絡んでくれそうで嬉しい。某冥界の神が親戚のおじさんなら、
マレフィセントももう十分親戚のおばさんレベルの付き合いの長さだよねコレ(笑)
Q17,ゼムナスがリアのキーブレードを砕いたとき「キーブレードを失ったお前に……」と言っているけど、リアはその後普通にキーブレード出してた。これはゼムナスの勘違い?
A17,この件はツッコミが多かった(笑) 失ったというのは完全に失ったのではなく、その場から破壊された、という意味。仮にまた出したとしても、また壊しちゃうぞ、というメッセージ。ゼムナスにキーブレードを完全に破壊するなんてことはできません。
「今この場でキーブレードをまた出しても、また壊すぞ」っていう脅しのニュアンスがゼムナスにあったっていうのめっっっ……ちゃよくないですか!?最高。
そんで「ゼムナスはキーブレード壊せない」っていうのもまじでいい……。だってキーブレードって(主に光サイドの)心の強さを象徴するような武器じゃないですか。それを、強大な力を持つ狭間の指導者の力を持ってしても完全に破壊することはできません、なんてめちゃくちゃロマンだよ、最高だよ……。
質問コーナーを終えて
最後の質問を終えて感想を聞かれた野村さん、「げっそりです」「僕だけがしんどいコーナー」「早く終わらないかなと思ってた」と苦笑い。
(「早く終わらないかな」っていうのは決して面倒だからとかじゃなくて、まだ答えられないことも多いし、うっかり口を滑らせたりしたら怖いし……みたいなニュアンスでの発言です。念のため!笑)
それを聞いた間さんが「でもこれ(質問企画)やるよって言ったのテツさんですからね!」って言っててびっくりした。この贅沢な企画、野村さん発案だったの!?ありがとうございます本当に……。
野村さんと間さんが降壇した後、ソラ役の入野自由さんと音響監督の清水洋史さんが登場!!!!内田さんも加わり20年間の振り返りトークへ。
なんていうか、もう感動しすぎて言葉がないというか……。入野さん、来てほしいとは思ってたけど難しいかなと思ってたので。
入野さん「清水さんには20年前からお世話になっているので、もうお父さんみたいな感じ」
清水さん「KHは十代の子が主人公なので、実年齢が同じ子でやりたい、ということでオーディションをした。オーディションの時のこと、覚えてる?」
内田さん「当時海の近くに住んでいて、海が大好きで、絶対この作品やりたいと思ったのをよく覚えてます」
入野さん「それでカイリに決まったのがすごいよね。だって"海里"って、海だし。僕はオーディションのことは全く覚えてません!笑 でもそういうところがソラっぽいでしょ?笑」
ざっくりだけど、こんな会話でした。
すごい、これ、もう、ソラとカイリがそこにいた。当時のエピソードまでキャラに似てるの、何事………???
宮野真守さんからのビデオメッセージ
ここでリク役の宮野真守さんからのビデオメッセージが!
(宮野さんは舞台の公演中で来られなかったため)
印象的だったのは、宮野さんのビデオメッセージが始まって30秒後ぐらいに会場で笑いが起きたこと。
宮野さん別に何も面白いことしてないのに。真面目にしゃべってたのに(笑)
うまく言えないんですけど、宮野さん本人の普段の言動のせいで「真面目にしゃべってるのがなんかもうおもろい」みたいな空気になってたのがめちゃくちゃ良かったですね……あの会場の空気は二度と味わえない貴重な経験だったと思う。笑
ビデオメッセージでは、KHのアルティマニアに載っている当時の入野さん、宮野さん、内田さんの写真が映る場面もあって、入野さんが「大きく映さなくていいからそれー!!笑」みたいなこと言ってたのもよかった。
宮野さん、アルティマニアが発売されていた時期に本屋でアルバイトをしていたから、「これ俺が出てるんだぞ!」って前に並べたりしてたそう。「キングダムハーツをきっかけに自分を世の中に知ってもらえたので、人生を作ってくれた作品です」とおっしゃられていました。
それから、リクもお気に入りの台詞は?という質問に「どうしたソラ、もう終わりか?だらしないな」を挙げていて、好きすぎて事あるごとに友達にも言ったりしてたらしい(笑)
それに対して入野さんは「僕は友達の前とかでは絶対(ソラの台詞)言いたくないんですよ、恥ずかしいじゃないですか!笑」って笑ってました。
もう一つ挙げていたお気に入りのセリフは「ソラの友達でいられる」。
「ソラがいるから自分がいられるということを素直に伝えないその言い回しがニクいですよね、ほっこりします」とのこと。
20周年を迎えて、同じ時間を共有してきた入野さん、内山さんへのメッセージもありました。
内田さんへは、大人になってから舞台で共演する機会があったことに触れ、「子供の頃に出会って、大人になってまた違う場所で共演ができて本当にうれしかった」とコメント。
入野さんへは「自由は僕にとって、"ずっと主人公でいてくれる存在"。それは20年前からずっと、今も変わらない」と言っていて、なんか、それもうまんまリク、リクじゃん……!!ってなった。
最後に、「またリクを操作できる作品が出たら僕もうれしいし、今後も広がっていくキングダムハーツの世界を一緒に楽しんでもらいたい」といったことをおっしゃっていました。
宮野さんからのビデオメッセージの後、入野さん「Ⅰの頃は、全部ではないけど三人のシーンは一緒に撮ってた」というエピソードや、「(宮野さんがリクの台詞を友達にもよく言っていたというエピソードに触れて)三人でディズニー行ったりした時も、夜に点灯するライトに向かって「闇に消されたいのか!」とかよく言ってたよね(笑)」というようなお話をされていて、なんかもう、感無量でしたね……。
思い出のセリフ振り返りコーナー
繋がる心が俺の力だ!
まずはソラの「繋がる心が俺の力だ!」と「俺にはよくわからないんだ この世界が本当に本物なのか そんなの、考えたこともなかった……」の二つ。入野さんは「この二つは選ばれると思ってた」「特に二つ目は、当時ゲームで流れたとき自分の声が流れているんだって不思議な感じがして、鳥肌が立った」とのこと。また、Ⅲでもこの台詞を撮った際「Ⅰの時の音源を聞いて「こんな感じで……」って言われたんだけど、「無理だろ!」って(笑) ここは何回も撮りました」というエピソードを話してくださり、そりゃ20年前の声そのまんまはもう出せないわな……声優さんって大変だな……と遠い目をした。
「俺にはよくわからないんだ」の台詞、イベント冒頭の野村さんへのインタビュー映像見たときに、まさに「現実とファンタ
ジーの中間」を象徴する台詞だなあと思ってたのでこの台詞に関するエピソードを入野さんから聞けたの嬉しかったなあ……!
忘れないで 私がいつでもそばにいること
続いてカイリの「忘れないで 私がいつでもそばにいること」、シオンの「ふたりは親友だもの それだけは忘れないで」が紹介され、内田さんが「二人とも「忘れないで」と言っているところに繋がりを感じますね」とおっしゃられていて、確かに……!ってなってた。
そう言われればカイリ周りって「記憶」っていう要素がすごく多いよなあって内田さんのコメントを聞いて思ったんですよね。ナミネは「記憶を操る魔女」だし、シオンは「ソラの記憶の中のカイリ」だし、世界から消えたソラの手掛かりはカイリの失っていた記憶の中にあったし……。この辺も何かあるのかな。どうなんだろ……。
3人で1人前だからね
次に紹介されたのが王様の「さあソラ いっしょに鍵をかけよう」、ドナルド・
グーフィーの「僕らはキーブレード使いじゃないけど ソラのキーブレードをいっしょに握ってるんだ」「3人で1人前だからね」。
これに関しては清水さんからコメントがあって、「最初の頃は、ディズニーのキャ
ラクターとKHのキャ
ラクターが同時に喋る世界観に卒倒しそうになった。例えばソラが敵と戦おうとして「行くぞー!」とか言ってる後ろで、
グーフィーが(
グーフィーの声を真似て)「僕はね」ってあの喋り方をすると、「
グーフィー真面目にやってる!?笑」みたいになるじゃないですか。そんなのどうすればいいんだって。でも、だんだんとそれが面白くなっていった」とのこと。
俺の夏休み—— 終わっちゃった
ロクサスのこの台詞に触れて、清水さんからロクサス役の
内山昂輝さんと入野さんの共通点について面白いエピソードが。
これ、ツイートの補足なんですが、「入野さんも内山さんも大人の顔色を窺うんじゃなくて、できなかった自分を悔しがっていた。入野さんは「くそー!」って素直に怒っていて、内山さんは黙ったままじっと拳を握りしめている」っていうエピソードだったんです。
なんか、ソラとロクサスを演じるお二人に共通点があることも、悔しがり方がそのままソラとロクサスっぽいところも、もうすごすぎて……。ありきたりな感想になってしまうけど、入野さんと内山さんがソラとロクサスを演じることになったのはもう運命だったんだな……って思いました。
おまえらが何度逃げようが 俺が何度だって連れて帰ってやる!
清水さんがアクセルのこの台詞と、
藤原啓治さんのことにも触れてくれました。
「20年という長い時間の中で、藤原さんはもうこの世界の人ではなくなってしまったけれど、この台詞を撮った時のことはとてもよく覚えている。音響監督として客観的に見ないといけないので、キャ
ラクターにはできるだけ感情移入しないように努めているけれど、この台詞の時だけは感動しちゃって、鳥肌が立ちました」と。
「この台詞ではないけれど、とある台詞を70回くらい撮ったこともあった。その時も藤原さんは嫌な顔ひとつせずに演じてくださった。今日は、この20年間で出会ったたくさんの方々や、皆さんへの感謝、そして藤原さんへの感謝を伝えたくて、ここに来ました」
正直なところ、藤原さんのお話をされていたこの辺りはもうずっと泣いちゃっててあんまり記憶がない。なんなら今もこの文章書きながら思い出し泣きしてる。
藤原さん、がんで本当にお身体つらかっただろうに、Ⅲでのロクサス、シオンとの再会と、何よりアイザとの和解までを演じきってくださったこと、本当に本当に感謝しています。ありがとうございました。
そのほかの台詞
ここまで書いた台詞以外にも、
アクア「つながっている」
テラ「マスターだろうと関係ない この力 友のために使う!」
ヴェン「友達が 守るものがいるから強くなれる つながる力が俺の力だ!」
デミックス「黙れ 裏切者」
ナミネ「行くべき場所はないかもしれない けどね 行きたい場所はあるの 会いたい人はいるの」
が選ばれていて、モニターにちょっとだけ映ったんですけど、時間の都合か触れられないまま終わっちゃったんですよね。
「黙れ 裏切者」「おいおいおいおい 入ってくるな!」とかのエピソード聞きたかった……!笑
最後の発表
野村さんと間さんが再びステージ上へ。
野村さんが「アクセルの話をすると、やっぱりちょっと切なくなりますね」とおっしゃって、またちょっと泣きそうになった。
その後話題を変えて、野村さん「もうそろそろこの会も終わりですけど、見てる方は(座りっぱなしで)腰が痛くなっちゃうし、このまま終わったら腰が痛くなっただけになっちゃいますので、最後の最後に見ていただきます」と。
会場がざわつく中始まった映像は、イベント会場である
渋谷ヒカリエ9階の
エスカレーターからスタート。その後マンションの一室のような場所のソファで眠っているソラが映った瞬間、ものすごい歓声が!!
ぶっちゃけもうあれ歓声っていうかほぼ悲鳴だったよね(笑)
もちろん私も叫んだ。やばすぎて。
ピンポンでドア開けたら
ストレリチアだし、ソラがリアルだし、7日間眠ってたし、死の世界だし、なんか骨から肉付けされていった敵みたいなの出てきたし、思いっきり渋谷だし、めちゃくちゃ渋谷だし、ロゴ変わってるし、ドナグだし、親戚のおじさんだし、もう、もうなにがなんだか。
映像が終わった後はⅣのCoディレクターの安江泰さんが登場。Ⅳについての
トークへ。
まずリアルなソラに関しては、あの世界だからああなっている、とのことだったので、つまりは秩序の魔法ってことかな……?ドナルド一緒にいないけど……。
続報はしばらく無いけれど、ワールドに関しても仕込んでいるのでお楽しみに、ともおっしゃってました。
野村さん曰く、「今日の会場が
渋谷ヒカリエだったこととか、一番最初のインタビューの映像で渋谷が映ってたこととか、全部これ(KHⅣ)の伏線だった」そう。
まあ~~~~~ね?Ⅲで消えたソラがシークレットムービーで
スクランブル交差点で目覚めて?シークレットエピソードでは渋谷で戦って?それで20周年イベント渋谷でやります!って言われたらねえ???絶対なんかあるじゃん!!!とは思ってたよ?いつもなら
舞浜アンフィシアターとかでやってただろうし。
思ってたけど、思ってたけどまさかドストレートにナンバリングが来るとは思ってなかったからさあ!!!!!!あ~~~~~~~~~もうめっちゃ嬉しかった……。
KHⅣが発表された瞬間に最速でKHⅣの
聖地巡礼が完了してしまったの最高すぎて笑っちゃった。
そして野村さんから最後に、「
ミッシングリンクとⅣのナレーションは同じ方。声色を変えてもらっている」との情報が。
今思えば、この発言も野村さんの伏線だったんだな〜~〜〜多分!!!何の、とはここでは触れませんが。
宇多田ヒカルさんからのビデオメッセージ
もう本当にこれでおしまいか……と思ってたら、ここでサプライズとして
宇多田ヒカルさんからビデオメッセージが!!!!すごすぎ。
「
キングダムハーツでは日本語と英語の歌詞を両方書くから特別な作業で大変だけど、そんな中で20年も一緒に歩んでいくことになるとは思ってなかったので感慨深い。ゲームはあまりやらないので
キングダムハーツもプレイしたことは無いけれど、息子がゲームに興味を持っているので、ゲームをプレイできる年齢になったら、一緒にやってみようかと思っている」というようなコメントでした。
Passionとかの逆再生の仕掛け、知った当時すごすぎて「なにそれ!!?!」ってなったのを覚えてるんだけど、どうやったらそんなことが出来るんだ……???
最後に
ビデオメッセージの後、会場にいらしていた前ブランドマネージャーの
橋本真司さんが登壇!!
「全世界の皆さんに愛される作品になったことを本当に幸せに思っております。これからも応援よろしくお願いします」というような挨拶をされていました。
最後には代表して入野さん、間さん、野村さんからのメッセージ。
入野さん「中学生だったころは、こんな風になるとは思っておらず、不思議な感覚。キャストを代表してお礼を伝えたい。本当にありがとうございました、これからもよろしくお願いします」
間さん「ステージはゆるい感じだったけど、ゲーム作りに関しては非常に真摯なメンバーです。今後とも
キングダムハーツシリーズをよろしくお願いします」
野村さん「今日発表できるものはすべて出し切りました。まだまだ時間はかかると思うけど、すごいものに仕上がると思っている。次は25周年の時に皆さんの前に立てれば。今日は本当にありがとうございました」
この最後のメッセージでまたちょっと泣きそうになった。なんというか、しみじみと
キングダムハーツを好きになってよかったな、と改めて思ったというか……。
イベント後……
イベント終了後、お土産を受け取り、外に出るとそこには……!
展示の時点では隠されていた、IVのソラが!!
これが本当の完成系……!!!
Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ→IVの順にソラを見るとどんどん輪郭がシャープになっていてめちゃくちゃ成長してるのが分かる……。
ていうかIVのソラがあまりにもかっこいいので普通に動揺した。もう少年と言うより青年って感じだな……。
会場を出た後は展示を一緒に回った方と一緒にヒカリエでちょっと遅めの夜ご飯。
存分に感想を語り合い、浮ついた心のまま帰路につきました。
イベントのお土産
イベントでのお土産はTシャツ、手ぬぐい、プレートの3つ!
その全てにイベントの日付が入っていて、こんなんもう家宝確定でしょ……。感無量とはまさにこのこと……。
イベントを振り返って
こうして実際にいろいろと思い出しながら文章を書いていると、本当に、ほんと~~~~~~に密度の濃い一日だったなあとつくづく実感します。
あれからもう一週間経つなんて恐ろしい……。
どれも最高の思い出だけど、やっぱり一番好きなアイザについての質問に野村さんが直接答えてくれて、「良い質問」とまで言ってくれたのがダントツです。
人生レベルでずっと好きでいる作品を作った人にそんなことを言ってもらえる日が来るなんて夢にも思わなかったし、これもう私この先何年経ってもこのこと自慢すると思う。うん、します。
そして、今回イベントに参加して一つ気付いたんですが、なんかもうこれ、「恋」だなって。
「愛」じゃないの?ってなるかもしれないけど、「愛」だともっと落ち着いたイメージなのでちょっとしっくりこないんですよね……。
その物語に、キャ
ラクターに、バトルの楽しさ難しさにワクワクして、張り巡らされたありとあらゆる伏線に振り回されて、ドキドキさせられっぱなし。
こんなのもう恋です、恋。
多分、この先もずっと。
というわけで、改めて。
キングダムハーツ20周年、本当に本当におめでとう!!!!
すばらしいイベントをありがとうございました!!!!